存在価値 仕事
どんな仕事でも(人でもと置き換えることもできるでしょう)、
その仕事が存在しているという事は存在価値というのはあると思います。
その仕事そのものの価値という言い方もできるでしょうし、存在していること自体の価値という事も考えられます。
会社が厳しい状況になると亡くなった父がよく言っていました。
「本当に必要な会社なら神様がきっと残してくれる」と。
聞く人によってはキレイごとに聞こえるかもわかりませんが、流石はその人の息子である私、なんとなく言ってることはよくわかります。
解釈の仕方も、だからじたばたしても仕方がないから運を天に任せて何もしないなんて怠け者?とか自分の力で何とかしようと思わないのかなどの声も聞こえてきそうですね。
でもこの言葉の裏には、危なくなってきたからじたばた動く事をしないという事ではなく、普段から必要と思ってもらえる製品の提供や人との付き合い、人様のことを考えてやってきた先代である私の父の仕事に対する姿勢が間違っていないはずだという思いから出てきた言葉だという事がわかるのです。
危なくなってから慌てるのではなく、何もない普段からそういう事も考えて動いている。
そういう父だったのです。
だから
「日常からやるべきことはやってきた。世の中にとってうちの会社は存在価値のある会社になれるように育ててきた。だからきっと生き残れるはずだ。もしそれでもダメだったという事になるなら、それは自分の努力が思いがまだまだ足りなかったという事なのだからその結果を受け止めるしかない」
という意味なのだと思います。
もちろんやれるべきことはします。
世の中お金だけで回っているわけではないのはわかりますが、それでもお金が主役になる時は多いものです。
厳しい時期ではありますが、経営者の皆さん何とかお互い踏ん張りましょうよ。